“Beloved of Beasts”のメーキング

 この物語はある見事な一枚の絵から始まった。その絵が詩を作り出し、詩が物語を作って、一冊の本として生まれた。「猛獣に愛されるラモーナ姫」「猛獣達のお姫様」のお話がどのように出来たか、まずはお話ししましょう。

1 The Image:  YouHeader

どんなお話?

 人気作家の集まりである日、大勢が群がり、誰もが褒める一枚の絵があった。その中に一人の女の子が居て一瞬でその絵が大好きになった。作家でもあり、図書館員でもあるお母さんを近くに呼んで、「ママ、これ見てよ!このドラゴン最高、とにかく絵を見てみて!!」このサイトで、DeviantArt を見つけました。これは、世界で最もすばらしい絵で、だれでもいつでも見ることができます。

確かに目を見張るドラゴンの絵。その晩、寝るのも忘れてどうしてもその絵にまつわるお話を書きたくなったおかあさん。お話はいつの間にか怪獣を守りきりたいと思ったお姫様とドラゴンとの物語になっていた。遊び心たっぷりの韻の踏み方も登場するキャラクターに何となく合う物語が出来上がった。

2 The Contact:  Thereseworking

一冊の子供の本にしよう!

 お話を書いた図書館員は東京にあるインターナショナルスクールの先生もしている。先生は絵を描いたスエーデンに住んでいるイラストレーターに連絡してみる。「どの絵も素敵!あまりにも好きになってしまい、実は一つの物語を書いてしまったのだけど、どう?」その返事が、「素晴らしい物語だと思うは!私も絵本を完成させるのが夢だったの。一緒にやらない?」と。一冊の本にする事が決まった。

 

3 The Wrinkles:  SunsetPortionFinalPage

一冊の本が出来上がるまで

 順調な出だしではあったが、やはり色々と変えたり、編集したりするしか無かった。二人は互いにメールやスカイプやi-chat しながら少しずつまとめて行く。どちらも本職の忙しさに追われ、気がつけば締め切りがあっという間に過ぎてしまいやりたかった事も時には出来ないのが現実だった。

2012年の12月1日がこの夢一杯のデジタル本が出版できる最終の締め切り。そんな中、「どうしよう?」と困ることが次々と。例えば、デビュー間際に既に本の注文が既に来ている時に、イラストレーターが大事なことに気付く。「待って、これは問題かも。太陽が昇時と暮れる時は場所が同じでは不自然よ。」と。確かにそうだ。イラストを見直すと、太陽は昇る時も暮れる時も同じ所から顔を出しているではないか?

イラストレーターは速デジタルペンを手にして2〜3日かけて太陽の位置を動かす。(すごいこと出来る物だね!)それで、。。。やった!締め切りまでに修正が終わり、i-Tunes Bookstoreに完成した一冊の本が載る。

4 The Testers:  4thGr12-13

動物がめちゃ可愛いし、おかしいの。絵を見ているだけで沢山分かるし、楽しい。  エリンメイちゃん

色が絵にピッタリだっとのが好き。絵一枚一枚に色んな木とか動物とか沢山あるのも好き。お話も丁寧で、とても良く分かった。  リーコちゃん

動物達を自由にした女の子が持っていた鍵はどこから来たの?  ユキちゃん  (なるほど、 ユキちゃん。良く言ってくれたね。分かり安くなるよう、その前の絵に手を入れ直してみた。)

お姫様は動物を大事に思っていたけど、自分の姿は見せなかった。それが気に入った。着ているドレスはもっと汚れているはず。  サラちゃん  (その通りですね、サラちゃん。
森の中を動物の為に駆け回るお姫様のドレスはもっと泥だらけになるはね。絵を変えておきました。)
僕は、動物達が何時も仲良く一緒だったのが好き。あと、動物達の毛並みの色使いが格好良いと思った。片側が明るくって、反対側が暗い。ドラゴンが肉食から草食に変身早さがすご過ぎた。 ユージン君  (ユージン君、確かに。どうやって変身したかをお話の中にもう少し説明を加えたからね。)

 

5 The Promotion:  

At Mitaka Tenmondai ミたかのてんもんだい

At Mitaka Tenmondai
ミたかのてんもんだい

皆にどうやって知ってもらえるだろう?

本を書いた者として一番困ってしまうのは、自分の作品を自分で良い振り回すのはちょっと恥ずかしい。でも、黙っていれば名前も覚えてもらえないし、きっと好きになってもらえる怪物くんたちの紹介も出来ない。初めて子供の本を書いてみた大人だが、まるで小さな子供か動物のような気持ちになってしまう。有名でもなければ偉くも無い。ただ、子供と子供の本が大好きなので、自分でこの本を出版して世界中の子供達に一緒に読んで欲しい。

 

象さんのホートンのように目立たないままではダメなので、自分からフェースブック、ツイッター、ウェッブ、書評やYouTubeなどのデジタルな世界でこの「。。。。」について伝えたいと思っている。

 

 

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